在日米軍横須賀基地への原子力空母の配備への反対と要望

2008年12月12日
内閣総理大臣 麻生太郎 殿
外務大臣 中曽根弘文 殿
防衛大臣 浜田靖一 殿

在日米軍横須賀基地への原子力空母の配備への反対と要望


原子力行政を問い直す宗教者の会
                       共同世話人
                       長田浩昭 (真宗大谷派)
                       岡山 巧 (真宗大谷派)
                       内藤新吾 (日本福音ルーテル教会)
                       大河内秀人 (浄土宗)

  2008年9月25日、横須賀市民の七割を越える住民が反対しているにもかかわらず、米原子力空母ジョ-ジ・ワシントンが強制的に横須賀基地に配備されました。わたしたちは以下の理由によりこの配備に断固反対し、抗議します。

<理由.>
1. 横須賀市民の反対する最大の理由は「原子炉(原発)を2基も積んだ空母が入港した」からです。(福井美浜原発1号炉[34万kw]の2基分以上に相当) もし一旦艦船で事故が起き、放射能漏れが起きれば、その被害は計り知れず、神奈川県、首都圏全域に及びます。
2. にもかかわらず米軍は空母の原子炉の設計、構造等を「軍事秘密」の名のもとに一切明らかにしていません。しかも「市民の生命の安全を守らねばならない横須賀市(長)」にも一切明示していません。これでは市民を事故から守ることなど全く不可能となります。しかも、日本政府は空母の「安全調査・審査」を実施しないということです。「米政府、米軍関係者が安全だと言っているから安全だ」というのがその理由です。これは何の証拠も提示されないで「信じればよい」と脅迫されているに等しいものです。
3. また、横須賀のある三浦半島の断層群は、全国の主要な活断層の中でも地震の発生率が高いグループに属しており(平成14年、文部科学省地震調査委員会)、地震発生時に津波などによる座礁や岸壁への衝突などの不安を禁じえません。
4. 政府は「日本国と日本国民を守るため、日米軍事強化を一層推し進める」といいます。「原子力空母の配備はその一環だ」と言われますが、「原子力空母が横須賀基地に存在すること自体が恐怖そのもの」です。
5. 随って、本気で「国民の生命を守る」意思がおありならば「空母」を一刻も早く米国へ帰港させて下さい。

 以上、「空母の配備」に断固として抗議し、「配備の撤廃」を強く要請します。

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