寺下力三郎とわれら―六ヶ所村の闘い―

寺下力三郎とわれら―六ヶ所村の闘い―

著者 岩田雅一 発行

日本キリスト教団 八戸北伝道所

青森県八戸市石堂1-20-15

郵便振替 02370-2-22936

1999年7月1日

 定価 2500円

 

 

開発反対の半生記録

八戸の岩田さんが「寺下力三郎とわれら」

 むつ小川原の巨大開発と核燃サイクル事業に一貫して反対を貫き通している六ヶ所村の寺下力三郎元村長の半生をつづったヒューマン・ドキュメント「寺下力三郎とわれらー六ヶ所村の闘い」が一日、刊行された。反核燃運動を寺下氏とともに闘ってきた日本キリスト教団八戸北伝道所の岩田雅一牧師が著したもので、同伝道所が開設五周年を記念して出版した。

 寺下氏は開発基本計画が決定した1972年、村長として開発反対を表明。翌73年の村長選で落選したが、その後も在野から「住民不在の“虚大怪発”」「核燃は核のごみ捨て揚」と終始反対し続けている。

 

 著者の岩田氏は82年、八戸市の教会に牧師として赴任。反核燃団体「死の灰を拒否する会」の活動を通じて寺下氏とともに闘った半生の記録、その存在と生き方をドキュメントにまとめた。

 「国家に対峙(じ)した人・寺下力三郎」「原子力発電を問う-国の政策・社会構造的問題」「八戸北伝道所開設」「六ヶ所村写真集」に、同村在住のフリーカメラマン島田恵氏の記録写真も添えられたモノクロ写真と文章からなるフォト記録集。

 岩田氏は「寺下力三郎氏(現在闘病中、86歳)について書くことは、私にとって最も幸福な仕事だった」と語り、続いてこれまでの取材テープを基に『寺下力三郎・語録集』の執筆に意欲を見せている。

 A4変型判百㌻、2500円。同伝道所が五百部を出版した。十日午後六時から、八戸プラザ・アーバンホールで出版記念会が開かれる。申し込みは同伝道所まで。

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