会の歴史と集会の記録

掲載新聞記事(福井新聞)’93.7.8

hukuishinbun4_930708「原発増設認めるな」 宗教者の会 敦賀市に申し入れ

 全国の宗教関係者でつくる「原子力行政を問い直す宗教者の会」は七日、敦賀市に高速増殖炉「もんじゅ」の運転反対、日本原電の敦賀3、4号機増設反対などを申し入れた。

 世話人の中島哲演さん(小浜市明通寺住職)ら約五十人が市役所を訪れ、高木市長に申し入れた。

 内容は ▽軍事的に転用される危険のあるプルトニウム燃料を使うもんじゅの運転を認めない ▽県民や市民の声に耳を傾け、敦賀3、4号機増設を認めない ▽敦賀1号機の廃炉提言を具体化する―の三項目。

 これに対して高木市長は「もんじゅは国家プロジェクトであり、運転中止は難しい。増設については、つくってほしくないが、現在のエネルギー事情を考えてほしい。私は日本の原発は安全だという信念を持っている」と答えた。

掲載新聞記事(福井新聞)’93.7.7

hukuishinubun2_930707敦賀 宗派超え“反・脱原発を” 「問い直す会」が発足

 宗派を超えて反・脱原発を目指す宗教関係者の全国組織「原子力行政を問い直す宗教者の会」の結成総会が六日、敦賀市の敦賀労働福祉会館で開かれた。二十七都道府県から約百人が参加、原発をめぐる問題についての基調報告などが行われた。

 全国に散在していた反・脱原発の立場を取る宗教者が連帯して原発問題に取り組んでいこうと、昨年から組織化が進められてきた。約三百人が宗派を超えて賛同。昨年十月には通産省、科技庁に対し原発政策をただす行動も行っている。

 総会には北海道から九州まで全国各地の仏教、キリスト教各派や神道関係者らが集まった。大会代表の堀部知守さん(富山県・林照寺住職)があいさつした後、出席者全員が原爆や原発事故の犠牲者などに対する追悼の祈り、黙とうをした。

 続いて、世話人の一人で原発反対県民会議常任幹事の中嶌哲演さん(小浜市・明通寺住職)ら三人が基調報告した。中嶌さんは原子力行政の実態や問題点を述べ、原発の安全神話は崩壊し、“必要神話”が押し付けられていると指摘。また宗教者として内面を深く追求し、現実の原発問題に取り組む必要性を説いた。

 立花正寛さん(敦賀市・明光寺住職)は原発の危険性を訴え、宗教者は自らの宗門を超え、人間の命だけでなくすべての生命の問題にかかわっていくことが重要と強調。元原発労働者の斉藤征二さん(敦賀市)は自らの経験を基に、原発労働の問題点などを話した。

 この後は石川県珠洲市の原発計画に対する取り組みなどが報告され、宗派を超えて団結行動することを宣言した。同会では七日、高速増殖炉「もんじゅ」の見学や敦賀市に対し敦賀原発3、4号機増設反対などの申し入れを行う。

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