ドイツの倫理委員会

ドイツ脱原発倫理委員会報告: 社会共同によるエネルギーシフトの道すじ (日本語) 単行本 – 2013/7/19
安全なエネルギー供給に関する倫理委員会 (著, 編集), 吉田文和 (翻訳), ミランダ・シュラーズ (翻訳)


発行:大月書店

■「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」が、2011年5月30日メルケル首相に報告書を提出。ここから脱原発の政策転換が実現した。
■宗教者の委員は17名中―ドイツ・カトリック教中央委員会委員長、プロテスタント教会バーデン地区監督、ミュンヘン・フライライジング地区カトリック枢機卿-の3名だった。
■議論の中味はテレビで公開された。
■倫理的な価値評価において鍵となる概念は、持続可能性と責任である。(単行本41頁)
■人間は技術的に可能なことを何でもやってよいわけではない…短期的な利益を優先して、未来の何世代にもわたり負担を強いるような決定に対しては、社会は責任を負わねばならず、何が受け入れ可能で、何が受け入れ不可能かを判断していかなければならない。(43~44頁)
人間は必ず間違える。当然人間が集まった組織や国、人間が作った装置も…。
だから、間違えが許される環境に身を置いている「信頼感」が人間に安心を与えてくれるのだろう。そんな「豊かさ」を共有していくこと、核 (原発)からの解放が「持続可能性」であり、未来への「責任」ではないだろうか。

我世において速やかに正覚を成らしめて、もろもろの生死・勤苦の本を抜かしめん。
『仏説無量寿経巻上』